2022年4月ごろ。
我が家にMR2 AW11がやってきた。
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トヨタ MR2 AW11型
発売から33年以上経つ今や旧車(ネオクラ)の部類であり、筆者よりも年上の車である。
国産車初の量産型ミッドシップとして登場し、2022年になった今でも国産のミッドシップレイアウトの車種は数えれるほどしか存在しない。
ミッドシップは基本的にF1やスーパーカーと呼ばれる価格の高い車に採用されることが多く、当時200万円台でミッドシップ車を手に入れられるようにしよう!というのは開発者たちの努力でしかない。
1984年に登場したこの車は、それ以前から計画はずっとあったものの、ミッドシップレイアウトのノウハウが日本にはないため開発には目まぐるしい苦労がうかがえる。
当時、海外で流行っていた小型ミッドシップ車がFF車を流用していたことに倣い、E80系のFFカローラをベースとして作られた車だが、テスト段階ではまっすぐ走ることすらままならなかったらしい。
当時の開発者曰く「今までの開発の中でもAW11は特に苦労した」といわせるほどの難しい挑戦だったようだ。
刀の曲線美をイメージしてデザインされた鋭くしなやかなデザインは現代では蘇ることのない唯一無二の存在感を放つ。
エンジンはグレードにより異なるが、AE86にも採用されている4A-GEまたは3A-U型を搭載。
続いてさらなるパワーを追求しスーパーチャージャー付の4A-GZを搭載したモデルも登場。
街中や高速道路での下からググっとくるトルク感を得てさらに快適な車として進化した。
この車は見た目からして日常利用に不向きな車に見えるが、2シーターというアドバンテージはあるものの荷室は結構広くゴルフバッグもすっぽり入りそうなリヤトランク付き。
フロントにもスペアタイヤ前に収納スペースがあり、お買い物カーとしても普通に使える優れもの。
燃費に関しても排気量が1600ccのため、街乗りで10km/Lは越えてくるので古めの軽自動車と大して変わらない。パワステ無しも慣れれば大した苦にはならないので筆者的には優秀な車だと思う。
この車を選んだ理由
筆者がこの車を選んだ理由としてはいくつかあるが、年式の古い車が欲しかったことやリトラクタブルの車に憧れがあったこと、イニシャルDの影響もあるが4A-GEのエンジンの車に乗りたかったというのがある。
それにオープンカーとまではいかなくとも解放感のある車が欲しかったため、Tバールーフという着脱式のルーフ車を選んだのは正解だった。
Tバールーフは雨漏りの原因であり元凶、このような古い車であればなおさらノーマルルーフ車の購入の方が賢い買い物だとは思うが、当時数十万円したオプションであり、ノーマルルーフでは味わうことのできない開放感。通勤などで使うわけでもないので雨の日は乗らないくらいの割り切りで乗っていこうと考えている。
筆者のAW
この車は基本的にはノーマル状態で、ホイールやハンドル、シフトノブが変わっている。マフラー等はノーマルチックだが一応社外品が入っているようで、サウンドが心地よく十分満足。
走行距離は購入時105000キロほど。30年以上経っているとは思えない走行距離だがレジャー専用として使われていた距離であれば納得できるうえ、ひとつ前のオーナーが10年で走行距離1万キロ以下で保管していた模様。
AWの弱点である下回りのコアサポートやドアの根本部分のサビは否めないが肝心なボディやトランクルーム内の錆はほぼなく個人的にはよさげな個体だと思っている。
外装に関してはあんまり気にしておらず小傷や樹脂の塗装のひびなど多少あるが個人的にどうでもいいポイントである。
今のところリトラクタブルモーターも元気で快調に走ってくれています。
これから続く長いAWライフ
今回は簡単な紹介でしたがこれからもいろいろな動画などあげていきますのでYoutubeのチャンネル登録等よろしくお願いします!