どうも、軽貨物ドライバー歴3年のUSUです。
今回はネットスーパー宅配において、月々の経費はどのくらいかかるのかについて書いていきたいと思います。前回は「ネットスーパーって大変?稼げるの?」について書きましたのでそちらも是非ご覧ください。
Youtubeで軽貨物系の動画も上げてますので是非遊びに来てください!
軽貨物ドライバーの収入(利益)
もしあなたが独立して軽貨物ドライバーになったということは、個人事業主として働くことになります。よって会社員のような月給とは違い売り上げがあり、そこから経費を差し引いた手残りが利益として懐に入ってきます。なのでうまく経費を抑えられないと、利益を上げられず手残りが少ない状態になりがちです。その辺は会社員とは違ってしっかりと計算をしつつ自分でどれくらいの収支があるのかを管理する必要があります。
・ネットスーパー(日当制)の場合の利益計算
基本このような計算式になると思います。所属している会社によってロイヤリティの取り方やそれ以外にも事務手数料を取ってきたりするのでその辺は注意が必要です。では③の経費についてネットスーパーでは月にどれくらいかかるのでしょうか?
軽貨物ドライバーにかかる経費は?
ガソリン(12㎞/ℓ・130円/ℓの場合) | (月2000キロ走行の場合)約20000円/月 |
車体(もしくはリース代) | (ローンorリース)例30000円/月 |
任意保険 | 12000円/月 |
貨物保険(入るかどうかは会社による) | 0円 |
税金・車検(車検2年で6万円、税金年4000円で計算) | 2833円/月 |
消耗品類(備品・台車・タイヤなど) | (年20000円で計算)1666円/月 |
メンテナンス等(オイル交換約月1回の場合) | 例2000円/月 |
駐車場代(地域・場所による) | 例8000円/月 |
合計 | 76499円 |
おおよそですが上記の経費は最低限かかります。金額に関しては各々の環境に応じて上下しますが、参考にしてみてください。上記の表を参考にすると、月々76499円かかることになります。よって所属会社からロイヤリティ等を差し引いて口座に振り込まれる金額から上記の金額を差し引きます。なので手取り30万円あるようでも実は手取り22万円程度が利益だったりします。
長く働けば経費が減ることも
上記の数字だけを見ると月に結構引かれるな…と思いますが長く働けば無くなる経費もあります。ガソリンや整備、税金関係は減ることはありませんが、例えば任意保険。
任意保険は事故をおこしてしまったときに、保険を使うと等級が下がり次年度以降に月々の支払いが多くなります。逆に言えば無事故であれば月々の負担は減るので楽になっていきます。
ちなみに筆者は初年度は月12000円ほどでした。どうしても初年度が1番高く、2年目まで無事故であればガクンと保険料が下がることもあるのでかなり月々の負担が楽になります。
あとは車体代、完全リースの方は変わりませんが自分で車を購入した場合はローンの支払いが終われば月々の負担はかなり減ります。たとえば2年ローンで中古60万円の車を買った場合は月3万円ほどの支払いですので2年経てばその支払いは無くなります。
すると月3万円程度の経費で済むため、もし40万円振り込まれたら37万円は利益になりますので経費が抑えられることで手取りを増やすことが可能になります。個人事業はさらに節税ができるので会社員の手取り37万円より税金がかからない場合があります。
・長く働くなら車体は購入するべし
長く働くつもりであれば車体は購入した方がお得になります。10万キロ越えのボロボロのバンを月3万以上払って借りるより、自分で好きな車体を買った方が愛着もわきます。
それに万が一の修理費等はかかりますが、リースでも基本は自己負担の場合もありますし、よほどの大破や大掛かりな部品が故障しない限り軽自動車で修理代10万円などはあまりないのでそこまで心配する必要はないと思います。
修理費が高いのはエンジン・ミッション回りやエアコン回りなど手間のかかるところが多いです。
総括
ネットスーパー歴3年の筆者が経験をもとに書かせていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
軽貨物事業は自由きままで楽しい仕事ですが、求人などたてまえは稼げるように表記しててもしっかりお金の計算ができないと、「意外と利益少ない?」場合や「時給に換算すると正社員・バイトのほうがいい?」となってしまう場合も多いです。
そこらへんがズボラだとロイヤリティ・手数料のやたら高い業者に引っかかってしまったり、4次5次などの下流の仕事を知らずに受けてしまったり良い様に扱われてしまうので、ある程度は賢くやっていく必要があります。
たとえ間に合わせの短期目的だとしても収入は多いに越したことはないですし(笑)
そのほかにも軽貨物に関する記事を書いてますので是非ご覧ください。
それでは安全運転で頑張りましょう!